お知らせ
大阪大学 精密工学研究センターの見学(技術講習)を行いました
パワーレーザーDXプラットフォームでは、技術講習として、令和4年10月11日に大阪大学大学院工学研究科付属 精密工学研究センター(http://www.upst.eng.osaka-u.ac.jp/)を訪問し、ウルトラクリーン実験施設を見学させていただきました。この実験施設は、平成16年に、大阪大学21世紀プラザ内に設置され、「表面創生技術のイノベーション」を目指した研究活動が実施されています。

見学では、精密工学研究センターの遠藤勝義教授と大学院学生の方に案内いただき、レーザー科学研究所の光学技術関係技術員と教員5名が参加しました。ウルトラクリーンルームは、前室から入退出の手順がきちんと決められています。米国連邦規格クラス1のクリーンルーム(1立方フィートに0.5 µm以上の粒子が1個以下)の運転を、平成16年から無事故で続けており、施設の運用には機器の管理・保守だけでなく、利用者への教育訓練が大切であることが理解できました。ウルトラクリーンルーム内には、各種の精密表面加工装置と、精密表面計測装置が設置されており、多くの研究者、学生が利用していました。クリーンルーム全体の構造や運転、加工装置に加え、高度温調室内に設置された自由表面形状測定装置(L150)の動作原理も詳細に説明いただき、パワーレーザー技術者にとって非常に有意義な見学ができました。
